自己破産と聞くと、よくわからないけど怖い、恥ずかしいなどマイナスなイメージが一般的です。
しかし、本当に自己破産を理解していれば冷静に現実を受け入れ、適切な判断ができます。
あなたはよくわからないまま、現実を見て見ぬふりをしていませんか?
手遅れになる前に正しい知識を身につけて、あなたの今の現状に向き合ってください。
3つのデメリット
ブラックリスト
俗にいうブラックリストですが、正確には信用情報機関に事故情報が載ることを指します。
ローンやクレジットカード作成の審査で金融機関などが確認するので、事故情報があると審査は間違いなく通りません。
なお、事故情報が消えるまでの期間は5〜10年と言われています。
この期間は人によって違う上に、消えたかどうか確認する方法はありませんので10年と思っておいた方がいいかもしれません。
信用情報機関とは…
「スマホを24回払いで購入」したり、「クレジットカードでリボ払い」をしたり、「カーローンを組んだ」り、そういった個人の信用に関する情報を記録している機関のことを指します。
債務整理をした場合も事故情報として記録が残ります。
銀行やローン会社、カード会社などが審査時にこの記録を確認しています。
”官報”
ブラックリストとは少し違いますが、「載る」という意味では似ているのでこちらで漢方についても触れます。
官報という政府が発行する新聞に自己破産をした人の個人情報が載ります。
載ると言っても金融関係の業種以外はほぼ確認していないので、そこまで気にする必要はないでしょう。
一部の人にだけ返済はNG
債権者平等の原則という決まりがあります。
簡単にいうと、「借金をした相手全てを平等に扱いましょう」ということです。
なので「A社、B社、C社はそのままで、親戚のDさんだけには返済します」ということができません。
もし勝手にやってしまうと、手続きそのものが認められず債務整理ができない=借金が減らない(免除されない)ことになるので、絶対にやめましょう。
職業の制限
自己破産の申請をして手続きが完了するまでの間、一部の職業につくことができません。
とは言っても一部の職業に限りますので、多くの人はあまり関係がないかもしれません。
制限されるのは以下の通りです。
- 士業関係(弁護士、司法書士、行政書士など)
- 企業の役員
- 公務員の委員
- 生命保険募集人、警備員、建設業を営む者、廃棄物処理業社など
メリット
自己破産のメリットは借金がなくなるということです。
手続きが完了したら、今までの借金は消えて返す必要がなくなります。
よくある間違い
僕もそうでしたが、自己破産に対してとてもびびっていました。
でもそれは勘違いで知らないともったいないと思い、ありがちな間違いを紹介します。
自己破産したら会社にバレるんじゃないの?
自己破産をしても会社には何の通知も行きません。
会社側が個人の情報を入手することはできないので、バレることはありません。
車や家具家電など差し押さえられて生活が大変にならないの?
時価で20万円いないのものであれば、基本的に差し押さえ対象になりません。
家具家電に関しても、生活や仕事に必要な物であれば大体は対象外です。
ただし、50インチのテレビや高級家具などは差し押さえになりかねるので注意が必要です。
今住んでいるアパートを出なければいけない?
賃貸にお住まいの方は、今まで通り同じ家に住むことができます。
手遅れになる前に行動を
借金問題は目を背けたくなりますが、放置すればするほど自分が苦しくなります。
少しでも早く弁護士に相談して、自分の今をしっかりと見つめ、今とるべき最善の方法を考えましょう。
借金自体は恥ずかしくありませんし、放置したままの方が危険です。
解決策は必ず見つかります。
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