僕は今回の債務整理で最終的に自己破産を選択しました。
その理由は以下の3点です。
- 個人再生では効果が薄かった
- 長い目で見て一番早く生活水準を元に戻せる
- 精神的にも楽になった
それぞれ詳しく解説していきます。
個人再生では効果が薄かった
自己破産とよく比較される個人再生ですが、この選択が一番最初に候補に上がりました。
個人再生は持ち家を残したまま借金を減額できるのです。
当然住宅ローンは従来通り支払いをしていかなければなりませんが、そのほかの借入を抑えることで月々の返済額が小さく、期間も短くなります。
妻も「家は手放さない」と強く言っていたので実際に個人再生をした場合のシミュレーションをしました。
個人再生を行うと月々の支払いは以下のようになります。
- 住宅ローン
- 減額した借入の返済
- 弁護士費用
ここに生活費が加わるのですが、我が家の住宅ローンは月10万円で、さらに返済と弁護士費用もとなると15万ほどになります。
収入にもよりますが、我が家の収入は下がっていく一方でしたので、これでは生活が厳しいという結果になりました。
長い目で見て一番早く生活水準を元に戻せる
債務整理をした後の生活に関してですが、自己破産・個人再生の場合で以下のようになります。
自己破産
手続き完了後、基本的に支払いの義務はなし。
ただし、弁護士費用を分割にした場合はその支払いが発生。
信用情報機関に事故情報が載るいわゆるブラックリスト状態が5年〜10年。
個人再生
手続き完了後、「住宅ローンの支払い+減額した借金の返済」が発生。
自己破産と同じく、弁護士費用を分割にした場合はその支払いが発生。
ブラックリスト状態が5年。
※減額した借金を返済完了してからブラックリスト状態がスタートなので、返済が3年の場合 → 3年+5年 で8年になります。
僕の場合、弁護士費用として30万必要でしたが生活費で精一杯でしたので分割にしていただきました。
精神的にも楽になった
借金がまともに返せなくなってからは、精神的に追い詰められノイローゼのようでした。
仕事も手につかずミスを連発、ストレスでどうにかなりそうで子供に強く当たってしまい自己嫌悪、寝不足になり、一時は心療内科で安定剤を処方してもらっていました。
最初に弁護士に相談を始めてから一年以上が過ぎ、死にたいと思う日も多々ありましたが、やっと重圧から解放されました。
今後10年はローンやクレジットカードが使えない、建てた家もなくなる。
それでも借金でギリギリの生活がこの先何年も続くことに比べれば、はるかにマシです。
自己破産をしてみて思うこと
自己破産という選択をとるのは非常に勇気が必要でした。
それでも、今のギリギリの生活を改善できるのなら、生活そのものをリセットして今後の生活を見直すきっかけになるのなら、全然アリだと思います。
借りたお金を返さないことは悪いことですが、それで生活が破綻してしまったら元も子もありません。
自己破産や個人再生などの手段を国が救済措置として用意しているので、迷わずそれを使いましょう!
余談ですが、友人の兄弟が借金を理由に自殺という痛ましい話を聞きました。
借金は本当に人を追い詰めます。自業自得とはいえ死んではいけません。
僕は借金で苦しんでいる人の力になりたい一心でこのブログを始めました。
拙い文章ではありますが、僕の記事が少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
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